「Simple MapプラグインはGoogle Maps APIキーが必要です。」
自身のサイトを管理・機能更新しているとたまにAPIというワードを見かけます。
初心者にとって、「API」ってものすごく理解しづらいですよね。
「APIって何?」「APIが公開されました!…ってどういうこと?」など、まったく理解ができない用語No1ではないでしょうか。
しかし、APIはWebツールやプログラミングを使う中で必要になりますし理解することで開発の幅が広がります。
そこで今回は、APIを初心者の方が理解できるように解説します!
1.APIとは
APIはApplication Programming Interface(アプリケーションプログラミングインタフェース)の略称。
ソフトウェアコンポーネントが互いにやりとりするのに使用するインタフェースの仕様を指します。
一言でいうと、APIとは「ソフトウェアの機能を共有すること」です。
APIは自己のソフトウェアを一部公開して、他のソフトウェアと機能を共有できるようにしたものです。
ソフトウェアの一部をWEB上に公開することによって、誰でも外部から利用することができるようになります。
それによって、自分のソフトウェアに他のソフトウェアの機能を埋め込むことができるようになるので、アプリケーション同士で連携することが可能になるのです。
このAPIのうち、WebサービスAPIと呼ばれる「Webサービスの一部の機能を外部から利用できるように公開されているルールのようなもの」がブログのパーツとしてしょっちゅう出てきます。
例えば、Google Mapsをブログサイトやショッピングサイトで活用できるのはこのWebサービスAPIをそのサイトが取り入れているからです。
なおAPIは内部のコードまでは公開していません。
外部からは機能の使い方や仕様がわからないようになっているため、「こうすると機能を利用できます」「この機能はこのように使ってください」のような説明が必要になります。
APIは、このような仕様やルールと一緒にまとめてWEB上に公開しているものが一般的です。
2.インターフェースとは何か?
アプリケーションプログラミングインターフェースの「インターフェース」とはどういう意味か。
IT用語としてのインターフェースは、人間とコンピューターが接する部分のことを指します。
人間とコンピューターの境界にたって、情報のやりとりをしてくれる役割をするものです。
具体的にいうと、パソコンのキーボードやマウス、テレビのリモコンや駅の券売機などがインターフェースにあたります。
これらはすべて、人間の操作に従ってコンピューターに情報を伝えて会話をしてくれる翻訳機のような役割をしています。
同じように、APIも「プログラマー」の代わりに「アプリケーションに情報や指示を出してプログラミングしてくれる」役割をしているので、「アプリケーションプログラミングインターフェース」と呼ばれているのです。
3.なぜAPIは活用されるのか?
①開発を効率化
作りたい機能がすでにAPIで公開されているなら、同じプログラムを1から作る必要がありません。
それによって、開発時間を大幅に短縮できます。
さらに無料で利用できるため、開発コストも大幅に削減でき、かつ効率的にアプリケーションを制作することができるのです。
②サービスの利用者にとって便利
他社のユーザー情報を使って、自社のサービスにログインできる機能を作ることができます。
そのため、あらためて会員登録をしてもらう必要がありません。
メールアドレスやパスワードの入力も必要ないため、ユーザーにとって面倒な手続きや手間を省くことができます。
APIは、アプリケーションやサービスを利用するユーザーにとっても便利な仕組みといえます。
4.APIが使われている実例
前述したGoogle Maps以外にもAPIは数多くの種類が存在します。
イメージしやすいように実際に使われているAPIの実例をあげます。
Facebook APIを使っている大人気の「インスタグラム」をご紹介します。
インスタグラムはFacebook APIを使っているので、Facebookアカウントで登録ができてすぐに利用をはじめることができます。
このような画面を一度は見たことがあるでしょう。
この画面は、Facebookの情報を使うので、「Facebookへのアクセスを許可しますか?」とユーザーに許可を求めています。
勝手にユーザーの情報を利用することはできませんので、必ずユーザーに許可をとる必要があります。
また、下図のようにFacebook APIを利用することで、同じFaceBookの友達がインスタグラムを使いはじめた時や、友達が投稿した時にお知らせしてくれたりします。
これはFacebook APIを使って、Facebookと連携していないと実現できない機能です。
このようにAPIを使うことで簡単にアプリケーション同士で連携できるようになります。
APIを利用することで、アイディアや工夫次第で便利な新しいサービスを作ることも簡単になるのです。
5.まとめ
APIはインターネットを使用した日常生活にあなたが気づかぬうちに浸透しています。
WebサービスAPIはほぼ毎日利用しているといっても過言ではありません。
ネットビジネスをする方は覚えておきましょう。