
アフィリエイトとは広告をホームページやブログに設置することによ って商品やサービスの宣伝を行う方法です。
企業から広告費が仲介業者に支払われ、第三者がホームページやブログに広告を設置します。
商品やサービスが広告を介して売れたら、売り上げのうちの数%が仲介業者を通して広告を設置した人へ支払われるという仕組みです。
このようなサービスを行っている仲介業者はASP(Service Provider:アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれています。
今回はその中でも有名なAmazonアソシエイトについてご紹介したいと思います。
1.Amazonアソシエイトとは
Amazonアソシエイトとは、大手ECサイトであるAmazonが行っている成果報酬型のASPサービスです。
およそ5000万点の商品を取り揃えています。
Amazonが広告を設置したい企業から広告費を募り、実際に広告を通して商品が売れると、商品カテゴリに応じた紹介利率×売上金額の報酬が支払われます。
ブログのアクセス数が上がるほど売上金額も上がる傾向にあるため、多くのブログ運営者はブログのアクセスアップのためにデザインを変えたり、SEO対策を行っています。
2.Amazonアソシエイトの申請方法
Amazonアソシエイトを利用するには利用申請を行い、審査に合格する必要があります。
審査は、ブログやWEBサイト・アプリなど、広告を掲載するスペースがあれば受けることができます。
手っ取り早い早いのはブログサイトを作っておくことです。
3.審査に合格するには?
けっこう審査がきびしいって聞いたよ。
例に漏れず苦労しました。。。
わたしの場合は、購入履歴のあるプロバイダメールアドレスをちゃんと用意したら通過できました。
審査は結構厳しいことで有名です。
審査に合格するために必要といわれているポイントがありますので、以下にまとめてみます。
①記事数
②利用規約の確認
③購入履歴
④禁止事項の確認
⑤他のASPサービスの設置の有無
⑥フリーメールではなくプロバイダのメールアドレスで登録
①記事数
記事数が少なすぎると審査に通らない可能性が高いです。
最低でも10記事は用意しておきましょう。
しかも一気に10記事を投稿したものではなく、自然に増えたように期間を空けて投稿したほうが良いと言われています。
ただし稀なケースですが、2~3記事しか書いていないのに審査を通過した方もいるようです。
その記事の内容が極めて質の高いものであれば記事の数は問われないのかもしれません。
②利用規約の確認
事前にブログ投稿サイトの利用規約を確認しましょう。
アフィリエイト広告を設置しても問題がないことを確かめることが重要です。
無料ブログ投稿サイトではアフィリエイト自体を禁止しているものもあります。
この点、広告設置が自由に行えるWordPressは非常に便利です。
レンタルサーバーと独自ドメインを取得してブログを開設するまでが大変ですが、慣れれば制約といったものがほとんどないため、近年はWordPressを始める方が多くなっています。
③購入履歴
傾向としてAmazonで購入履歴のあるアカウントで申請したほうが通りやすいという声が多いため、もしAmazonで過去に商品を購入したアカウントがあればそちらを使ったほうが良いでしょう。
④禁止事項の確認
Amazonアソシエイトの審査は厳しいと言われており、ブログやホームページの内容が禁止事項に触れていないか事前に確認する必要があります。
Amazonが掲げている禁止事項としては以下のものがあります。
これらの禁止事項に触れていないか、自分でサイトを見直すことが大切です。
(a) 性的に露骨な内容を奨励または含むサイト。
(b) 暴力を奨励するまたは暴力的内容を含むサイト。
(c) 誹謗中傷を奨励するまたは誹謗中傷的な内容を含むサイト。
(d) 人種、性別、宗教、国籍、身体障害、性的指向もしくは年齢による差別を奨励するまたは差別的慣行を用いているサイト。
(e) 違法行為を奨励または実行するサイト。
(f) 甲またはその関連会社の商標や、甲またはその関連会社の商標の変形またはスペル違いをドメイン名、サブドメイン名またはソーシャルネットワークサイトのユーザー名、グループ名その他のアカウント名に含むサイト(例については、商標ガイドラインをご確認ください)。
(g) その他知的財産権を侵害するサイト。
(h) 上記のほか、甲が本プログラムに適切でないと判断するサイト。
⑤他のASPサービスの設置の有無
他のASPサービスをブログやWEBサイトに設置していると審査に通りません。
記事の内容をきちんと確認し、もし別のASPサービスが設置されていた場合は、審査の前に削除しておくことが肝心です。
⑥フリーメールではなくプロバイダのメールアドレスで登録
よくgmailなどフリーのメールアドレスはNGで、プロバイダのメールアドレスじゃないと承認されないとの話を耳にします。
登録するメールアドレスは、GmailやYahooなどのフリーメールアドレス以外のものを使うといいでしょう。
つまり、プロバイダや独自ドメインを取得した際に作成できるメールアドレスを登録するということです。
これも信頼度に関係してくることですが、無料で簡単に作成できるフリーメールアドレスは簡単に捨てることもできるメールアドレスです。
それよりも、お金をかけて契約したプロバイダ、独自ドメインから作成したメールアドレスを登録したほうが信頼度が増します。
なので、Amazonアソシエイトに登録するメールアドレスは、フリーメールアドレス以外のものを使用したほうがいいです。
4.Amazonアソシエイトの紹介利率
Amazonアソシエイトは商品カテゴリによって紹介利率が変わります。
電化製品や家具などは紹介料率が高そうなイメージがありますが、実際は2%または3%です。
一方で、Amazonビデオ・Amazonコイン・Kindleなど、Amazon自社製品・サービスを紹介する方が8~10%と、紹介料率が高くなっています。
ファッション関連や飲食品も紹介料率が高い商品カテゴリです。
これらの紹介料率は据え置きではなく、改定される場合もあります。
5.Amazonアソシエイトの支払い方法
Amazonアソシエイトでは、報酬の払い出しに関して銀行振込かAmazonギフト券かを選ぶことができます。
ギフト券の場合500円未満は払い出しが行えませんが、500円以上でギフト券との交換が可能です。
銀行振込は5,000円以上で払い出しが可能になります。
どちらの方法も、既定の金額に達するまでは持ち越される仕組みとなっています。
6.成果報酬と支払われる条件
Amazonアソシエイトのリンクをクリックされれば、どれでも成果報酬となるというわけではありません。
いくつか条件があります。訪問者がリンクをクリックしてから、24時間以内にカートに商品を入れれば紹介料が発生するという記載があります。
訪問者が注文を行った時点でセッションが終わりますが、注文するまでに関連商品や他の商品をクリックして商品を購入しても報酬が発生するため、決められた時間内であればその分の紹介料がブログ運営者に支払われます。
7.まとめ
Amazonアソシエイトの仕組みは理解できましたでしょうか。
商品を紹介することでAmazonの売上に貢献しているので、インセンティブ型の営業活動を行っているようなものだと考えれば良いかと思います。
アフィリエイトは明確な仕組みの元に行われています。
人々が商品を手に入れたいという欲求がある限り、このようなアフィリエイトサービスはこれからも活発に運営されていくでしょう。