カナダドルの特徴を徹底解説!

この記事で解決できるお悩み 

・カナダドルって投資対象としてどうなの?

・カナダドルはどんな特徴があるの?

こういった人向けに、今回はこのカナダドルについて解説していきます。

 

 

そーたろ

カナダは優等生的な国で経済も良く、実は魅力のある通貨!
この国の通貨、カナダドルは資源国通貨であるという点を押さえておきましょう。
取引をする際に気をつける点もあわせてご覧ください。

 

 

カナダドルの特徴 『米ドルとの連動性が高い資源国通貨』

そーたろ
カナダドルは米ドルに類似した動きをします

また、カナダは森林のほか、石油や天然ガス、金属などエネルギー・鉱物資源が豊富であり、森林資源にも恵まれており、カナダドルは資源国通貨とされています。

 

そーすけ
資源国通貨だからカナダドル相場は原油相場と強い相関性を持っているよ

 

原油相場が下落するとカナダドルも下落圧力を受け、原油相場が上昇するとカナダドルも上昇圧力を受けることになるので、カナダドルを触るうえで原油相場は無視できません。

なお、カナダは日米欧主要7ヶ国(G7)にも入る先進国であり、国債格付けはAAAと安定感があるので、資源国の中でも安定した通貨と言えます。

 

輸出品目(上位品目) 鉱物性燃料、自動車および同部品、食品・衣類等の消費財、卑金属、一般機械
輸入品目(上位品目) 自動車および同部品、一般機械、電気機器
輸出相手国(上位国・地域) アメリカ、中国、イギリス、日本、メキシコ
輸入相手国(上位国・地域) アメリカ、中国、メキシコ、ドイツ、日本

 

シェール革命はカナダの原油生産にも大きなプラスとなっています。

 

金融政策は米国との経済の連動性が高く、金融政策は米FRB(連邦準備制度理事会)にやや遅れて追随する傾向がみられます。

カナダドルは原油価格の影響を受けやすいという特徴があります。

原油価格が上昇する局面ではカナダドルは上昇しやすく、逆に原油価格が下落する局面ではカナダドルは下落しやすくなります。

 

 

カナダドルの変動要因

主な上昇要因

国際情勢 原油価格の上昇
政治 要人のカナダドル高誘導・容認発言
金融政策 金融引き締め(観測の高まり)
経済指標 製造業PMI、月次GDPなどの経済指標が市場予想を上回る良い数字の場合
その他 原油などの資源価格の上昇

基本的にカナダ経済にプラスとなるものは、カナダ中央銀行による利上げ進展期待へとつながり、カナダドルの上昇要因となるイメージです。

その他、中東における地政学リスクの高まりは原油高騰につながるため、これもカナダドルの上昇要因になります。

 

主な下落要因

国際情勢 原油価格の上昇
政治 政治不安(の高まり)
金融政策 金融緩和(観測の高まり)
経済指標 経済指標が市場予想を下回る悪い数字の場合
その他 財政収支や経常収支の悪化、株安や市場金利の低下


以上の上昇・下降要因については一般的な反応を挙げたものであり、相場状況によっては逆の動きになることもあります。
例えば、上昇要因を期待して相場が上昇した後に結果が出ると、織り込み済みということで下降の反応になることもあります。

 

 

 

下落要因となるのは基本的にカナダ経済の減速につながるようなもので、カナダ経済が減速するとカナダ中央銀行による利上げペースが鈍化してしまう、という流れです。

また、いわゆるリスク回避の流れが世界的に波及した場合は資源国通貨が売られ、先進国のより安定した通貨(米ドル、円、ユーロ)が買われるため、カナダドルが下落します。

 

 

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マネースクエア_カナダドル

 

 

 

カナダドル取引が向いている人は?

そーたろ
カナダドルはどちらかというと長期目線での取引が向いています

カナダドルは短期トレードをしたいという人よりも、長期取引に興味がある人に向いている通貨と言えるでしょう。

長期取引となるので、レバレッジは低い取引が推奨されます。

ハイリターンを狙いたいという人よりも、安定運用志向の人のほうが向いている通貨ということになります。

 

 

また、原油相場が重要な要素になるカナダドルなので、もともと原油関係の知識に自信があるという人は有利になってきます。

原油投資経験者の人の場合は、シナジーの聞くカナダドル取引はおすすめです。

 

 

 

カナダドルの値動きの特徴

カナダドルのレートはWTIの原油に相関すると言われています。

そのため、カナダドルの取引戦略を立てるうえでは、原油相場や原油関係のニュースについてもチェックしておくことで、より効果的な取引が可能になります。

 

WTIの原油相場の需要期が夏という事は押さえておきましょう。

年明けから8月頃まで上がり続け、その後下がり始めるというリズムです。

 

原油に関しては、産油国による生産調整や中東における地政学リスクなど、ニュース手動でトレンドが発生することがあります。

その影響によってカナダドル相場が動いている時に原油をチェックしていないと、相場の流れがよく理解できないことがあります。

原油価格は中東情勢にも影響を受けますので、中東情勢がカナダドルの値動きの遠因にもなりえますが、タイムラグがあります。

それ以外は、他の通貨ペアにも共通する季節要因があります。

これは主に欧米のディーラーやヘッジファンド(らしき人々)の仕事のサイクルに関係します。

そーすけ
一年を通じて3月くらいまではカナダドル円のペアは上昇する年が多く、その頃から少しずつ出てくる日経系企業の円転で少し下がることが多いよ

 

また、相場格言の「5月に売れ」のとおり、5月のはじめくらいに下がる年も多いです。

欧米の4月はイースター休暇、日本ではゴールデンウィークがあります。

その頃、連休で流動性が落ちているのを狙ってヘッジファンドが仕掛けるのでは? ともいわれますが、真相はわかりません。

そして夏から秋以降、年末にかけて持ち直していくようなリズムを持っています。

 

また、欧米の金融機関などが長期休暇を取る12月の流動性は下がります。

それらを例外とすれば、テクニカル面からみても、一般的なサポートやレジスタンスに対して素直に反応します。

クロス円ではあるものの、年金基金などの実需の動きで思わぬダマシが発生するドル円とは違って自然の力に逆らわない印象です。

一日を通しては、カナダそのものの経済指標と共に、米国の指標発表時に大きく動く事があります。

 

 

カナダドルの値動きの特徴からみた戦略のヒント

流動性についてですが、取引高がほぼオーストラリアドルと同じで、あるようなないような、というのが正直なところです。

不安の少ない通貨とは言えるでしょう。

そーたろ
一旦材料が出ると大幅に売られたりするので資源国だという認識を忘れると危険です!

 

重要な指標発表が控えている時は、損切りの範囲を狭くしたり、枚数を減らしたりしてリスク管理をしましょう。

デイトレードの方は、経済指標を見てトレードすると思いますが、やはりカナダの指標と共に米国の経済指標も押さえておいた方が良いでしょう。

 

いったん掴むとわかりやすいカナダドルのポイント!
① カナダは先進国である
② カナダドルは資源国通貨である
③ WTI原油価格と相関する事が多い
④ ドル円ほどはヘッジファンドに狙われにくいらしい
⑤ ドル円ほどは需給を考えなくていいらしい
⑥ チャートに比較的素直である­=やりやすい

 

 

 

取引におけるメリット・デメリット

カナダドルを取引するうえでのメリット・デメリットについて解説していきます。

まずはメリットのほうからですが、以下の2つのメリットが挙げられます。

 

カナダドルのメリット

① 大手格付け会社から最上級の評価
② 為替の変動要因がはっきりしている

 

1点目ですが、カナダドルは利上げサイクルや原油相場に相関するということで、比較的テーマがわかりやすいところがあります。

そのため、認知度があまり高くない通貨だとは思いますが、取引を始めてみると慣れるのは比較的早いと思います。

2点目はカナダドルは動きが安定していて、極端な動きによって大きな損失を出すリスクが比較的少ないというところです。

イメージとしては、カナダドル円のボラティリティはざっくりドル円と同じぐらいと考えていいでしょう。

参考として、ここ1年の平均的な1日あたりの変動幅を挙げておくと、カナダドル円は0.79、ドル円も0.79、ユーロ円は1.13、ポンド円は1.37というかたちです。

ポンド円ほど怖くはないんだ、というイメージを持っていただければと思います。

 

 

 

次にデメリットですが、カナダドルを取引するうえで、あらかじめ以下の3点について知っておいたほうがいいでしょう。

 

カナダドルのデメリット

① スプレッドが広めの設定になっている

② アメリカの経済指標が大きく値動きに影響することがある

③ カナダドルに関しての情報が少ない

 

1点目ですが、残念ながらカナダドルはそこまで人気のある通貨ではありません。

そのせいもあってか、正直なところスプレッドが広い設定となっていることが多いです。

中にはひどい広さのスプレッドになっていることもあるので、取引したい人はスプレッドはあらかじめチェックしておきましょう。

 

2点目は、カナダドルの値動きに関する部分です。

カナダはアメリカに隣り合っており、アメリカの影響を受けやすい側面があります。

そのため、カナダドルはドルの動きに引っ張られることも多々あります。

また、時間帯もアメリカと同じため、経済指標などの発表もアメリカと同じタイミングで行われます。

例えば、カナダの経済指標結果よりもアメリカの経済指標結果が強く相場に影響を及ぼすこともあり、カナダだけを見ていると相場を理解しにくいことがあります。

 

3点目は情報入手の側面です。

昨今はFXの情報収集環境はありがたいことに非常に整ってきていますが、カナダドル通貨は人気が低いため、情報量はメジャー通貨に比べると劣る部分があります。

そのため、有効な情報を適時に入手して相場分析に役立てるというのが、少しやりにくいところがあるように感じます。

とはいえ、昔のFXの環境に比べたら良くなっているはずので、これは高望みなのかもしれませんね。

 

 

カナダドルのまとめ

カナダドルの特徴をまとめると、以下のようになります。

 

① 先進国通貨であり、かつ資源国通貨でもある
② アメリカ経済の影響を強く受ける
③ 原油相場と相関性の高い通貨である

 

カナダドルの相場を理解するためにも、原油相場や原油関係のニュースは必ずチェックしましょう。

 

カナダドルは「長期取引」がおすすめです。

スプレッドが広めで、ボラティリティ(変動幅)も低いカナダドルは、あまり早い回転の取引には向いていません。

なのでどちらかというと、「比較的長めの取引」の方が相性がよいでしょう。

長期の取引によって、スワップポイントを積み上げて利益をコツコツとためることもできます。

また、長くポジションを持つということは、それだけリスクも高まります。

あまり高いレバレッジはかけず、資金的にも余裕を持った取引戦略を立てるとよいでしょう。

 

 

興味を持った方は、ぜひ取引にチャレンジしてみてください。

 

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