証拠金維持率とは | 計算方法から目安まで徹底解説!

 

この記事で解決できるお悩み
・FXで出てくる証拠金ってどういう意味?
・証拠金の計算方法を知りたい!
・必要証拠金と最低証拠金の違いを知りたい!

といった疑問と悩みを解決できる記事になっています!

 

証拠金の仕組みと計算方法を理解すれば、FX初心者でも自分の証拠金維持率が計算できます(^^)

 

この記事のポイント!

① 証拠金維持率は必要な証拠金に対する口座残高の割合
② 証拠金維持率が極端に下がるとロスカットされる
③ 取引期間が長いほど高い証拠金維持率がオススメ

 

どの取引所やFX会社でも、口座画面を開くと「証拠金維持率」という数字が表示されています。

証拠金維持率はロスカットを避けるための大事な指針になります。

取引をする上でリスク管理に一役買ってくれる指標なので、ぜひ見方を押さえておきましょう!

 

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マネースクエア_カナダドル

 

 

そもそも証拠金とは?

証拠金とは差金決済取引を行う際に担保として取引所へ預ける金銭のことです。

担保として取引所の口座に預け入れたお金を受入証拠金といい、ポジションを建てるために受入証拠金から拘束される証拠金を必要証拠金といいます。

 

受入証拠金のうち、必要証拠金や未決済・決済済みの損益を差し引いたものを有効証拠金といい、これはポジションを建てるのに使える余力を示します。

【関係式】 有効証拠金 = 受入証拠金-(必要証拠金+未決済・決済済みの損益)

 

そーたろ
有効証拠金は後ほど解説する証拠金維持率の算定基礎になる重要な要素です。しっかり理解しておきましょう!

 

証拠金とレバレッジの関係性

証拠金とレバレッジは密接な関係があります。

なぜなら、レバレッジをたくさんかけるほど、証拠金よりも大きい金額の取引が可能だからです。

今の日本では、個人トレーダーは最大25倍までレバレッジが使えるので、たとえば100万円の証拠金があれば2,500万円までの大金が取引できます。

 

 

FXで出てくるさまざまな「証拠金」を知ろう!

そーたろ
FXではいろいろな証拠金があるのでちがいを理解しましょう

さまざまな「証拠金」

① 必要証拠金
② 有効証拠金
③ 最低証拠金

それぞれの証拠金について、以下で詳しくみていきましょう。

 

 

必要証拠金とは

必要証拠金とは、動かしたい金額と設定したいレバレッジに対する必要な証拠金を指します。

必要証拠金は金額とレバレッジによって変動します。

・1米ドル円=100円
・取引したい額1万米ドル
・設定したいレバレッジ5倍

とすると、必要証拠金は下記の計算で求められます。

・取引金額 1万米ドル×100円=100万円
・必要証拠金100万円÷5倍=20万円

 

 

有効証拠金とは

有効証拠金とは、取引に使える証拠金があとどのくらい残っているかを表しています。

そのため、自分の取引余力を判断するときによく使います。

有効証拠金は、ポジションの含み損益や未決済のスワップ損益がある場合には、全て今ある証拠金に加算・減算する仕組みです。

 

 

 

最低証拠金とは

最低証拠金とは、動かしたい金額に対して最低限必要になる金額です。

レバレッジを25倍で取引すると、最低証拠金は小さくなりますがロスカットされるリスクも高まるので注意しましょう。

具体的に計算すると、動かしたい金額を1万米ドル、設定レバレッジを25倍とすると最低証拠金は4万円になります。

一般的には、「最低証拠金=取引金額÷レバレッジ」 で計算できます。

 

 

 

証拠金維持率とは【重要】

証拠金維持率は時価評価総額に対する必要証拠金の割合のことです。

証拠金維持率をきちんとチェックすることでロスカットや追証を避けることができます。

基本的には、証拠金維持率が高い方がレバレッジが低くてリスクを抑えているということになります。

 

正確に表現すると、証拠金維持率は必要な証拠金に対する口座残高の割合です。

その計算式はこちらになります。

証拠金維持率の算式


証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
 (有効証拠金 = 資産合計額 + 評価損益額 - 出金依頼額)

例として自分のFXの口座に50万円入金したとします。

さらに1ドル=100円のときに1000万円分(10万通貨)の買いを入れたとします。

多くのFX会社のレバレッジは最大25倍のため、1000万円分のポジションを持つのに必要となる証拠金は、1000(万円)÷25(倍)=40(万円)より40万円です。

よって証拠金維持率を計算すると50(万円) ÷ 40(万円) × 100 = 120(%)より、120%となります。

 

そーすけ
証拠金維持率は今の自分の資産状況を示す目安となるので、トレードを開始したら頻繁に計算すべき!

毎回自分の手で計算するのは大変ですが、取引ツールの口座残高照会メニューなどで自動計算されている場合が多いので安心してください。

 

例えば以下のようなもので簡単に計算できるようになっています。

FX証拠金シミュレーター

 

 

証拠金維持率とのレバレッジの関係性

先ほど紹介した証拠金維持率の計算方法は実戦だとあまり使う機会がないかもしれませんが、この証拠金維持率とレバレッジの比較は覚えておくとロスカットなどの危険を回避することができます。

下の表を見てください。

証拠金維持率 レバレッジ
2500% 1倍
1250% 2倍
500% 5倍
250% 10倍
 100%【ロスカット注意】 25倍

基本的に レバレッジが上がるほど証拠金維持率は下がる関係にあります。

証拠金維持率が100%に達すると新規ポジションを建てることができなくなります。

 

トラリピの場合は証拠金維持率が100%を下回るとロスカットが発動し自動的にポジションが決済されてしまうので注意が必要です。

FX事業者によっては、証拠金維持率100%未満でアラート通知(追証が発生)、50%を下回るとロスカットと定められている場合もあります。

 

このように少ない資金で多くのポジションを持ちすぎるとロスカットされる危険性が高まります。

 

そーたろ
証拠金維持率が下がり過ぎないように気を付けながらポジションを持つようにしましょう

 

 

 

マージンコールとの関係性

マージンコールとは「口座に入っている証拠金の額」を「現在のレートで決済したら確定する損失の額」が大きく上回った際に発動する、証拠金の追加入金を求める警告のことです。

つまり 証拠金維持率が大きく下がった際に発動される警告とも言えます。

 

マージンコールが発動する基準は取引所やFX会社によって異なりますが、多くは証拠金維持率が「50%~70%」を下回るとマージンコールが行われます。

また、マージンコールの制度自体がない取引所やFX会社も存在します。

 

こういったところを使い、通常だとマージンコールに引っかかるラインを超えた取引をすることもできますが、予告なくロスカットが発動しポジションが強制決済されてしまうこともあるので注意が必要です。

 

とはいえマージンコールはただの警告なので取引を続けることもできますが、 マージンコールが発動するということは、ロスカットを食らう危険性が高いということを意味します。

そのためマージンコールが出たら、すぐに追加入金するか現在持っているポジションを決済してしまうことをオススメします。

 

 

 

証拠金維持率の安全圏の目安は?

FX取引するときには、証拠金維持率の目安の理解が大切です。

なぜなら、証拠金維持率が低すぎると暴落が起こったときに対応しきれないからです。

相場が大きく下落しても耐えきるためには、目安として証拠金維持率300%以上を常に保てるようにすること。

そーたろ
つまり必要証拠金を証拠金全体の3分の1以下に抑えましょう!

 

スタイルごとに見ていきましょう。

 

短期売買の場合

スキャルピングやデイトレードのような短期売買をメインに取引する方は、安全圏の目安は 300%以上と言われています。

そーすけ
レバレッジで言うと10倍までが目安かな

短期売買の方が比較的リスクは小さいです。

なぜかというと短期の方が動く値幅が小さく、相場のクラッシュの被害にあうリスクが低いからです。

 

また、もしクラッシュを食らったとしてもすぐに損切りができます。

そのため短期売買ならばレバレッジをある程度高く設定しても問題ありません。

しかし最大の25倍までレバレッジを上げてしまうと、すぐにロスカットに巻き込まれる危険性が高くなるので、10倍程度に抑えておくのが良いでしょう。

 

 

長期売買の場合

スイングトレードやポジショントレードのような長期売買をメインに取引される方は、安全圏は1000%以上と言われています。

そーたろ
レバレッジだと2倍くらいが目安

基本的に取引のスパンが長くなるほどリスクは高くなります。

相場のクラッシュに巻き込まれる可能性が短期売買の時よりも高く、大きな値動きに直面するかもしれないからです。

また長期売買だと1日にチェックする回数も少なく、どうしても損切りが遅くなってしまいます。

長期の運用が目的ならロスカットは最も避けなければならない事態です。

そのため長期売買に取り組む方はレバレッジを低く設定することをオススメします。

2倍程度のレバレッジならば、どれほど相場が大きく動いてもロスカットされることはほとんどありません。

 

 

証拠金維持率を高く保つポイント

証拠金維持率を高く保つには、分子の有効証拠金を大きくする、または分母の必要証拠金を小さくする必要があります。

それぞれの施策に共通するのは、 保有しているポジションを適切に管理することです。

この章では証拠金維持率を高く保つための3つのポイントをご紹介します。

証拠金維持率を高く保つためのポイント!
① まずは少額からはじめて証拠金維持率を高く保つ
② ポジション管理を適切にコントロールする
③ 損切も一つの大事な判断

 

 

まずは少額取引からはじめて証拠金維持率を高く保つ

ポジションを少なく持つと、証拠金維持率を高く保てます。

たとえば証拠金を30万入金したとき、3万円分だけポジションをもつといった具合です。

レバレッジ倍率を4倍とするとポジションをもったときの証拠金維持率は4000%と非常に高いですし、10%相場が変動したとしても約3600%の証拠金維持率となります。

徐々にポジションの金額を増やしていき、バランスのとれたポジションの金額を見つけましょう。

 

 

ポジション管理を適切にコントロールする

証拠金に対して ポジションの金額や数をあまり増やしすぎないことも、証拠金維持率を高く保つためのポイントです。

なぜなら預け入れた証拠金に対してポジション建てに費やす必要証拠金が大きすぎると、少しの価格変動で証拠金維持率は大きく変動するからです。

ロスカット水準ギリギリではなく、余裕をもった証拠金維持率を保てるようポジションを整理してみましょう。

 

損切りも1つの大事な判断

損切りを適切に行うことで証拠金維持率を高く保つことができます。

予想と逆に相場が動いてポジションの損失が膨らんだとき、そのままポジションを持ち続けることで証拠金維持率はどんどん下がっていきます。

ポジションを建てるときに損切りラインをあらかじめ決めておき、そのラインまで相場が動いたら必ず損切り注文を行うようにしましょう。

 

 

証拠金維持率 まとめ

証拠金維持率をよく見ていないと「気づいたら保有していたポジションがロスカットされていた」というケースも起こりえます。

そのため自分の資金やトレードスタイルと上手くバランスをとりながらポジションを持つようにしましょう。

資金のギリギリまで使ってトレードをしたいという方以外はなるべくマージンコールがある取引所やFX会社を使うことをオススメします。

 

 

 

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