サイトアフィリエイトの中に、「ペラサイト」という手法があります。
アフィリエイト初心者には取り組みやすく、どんなサイトを作ろうか迷っているあなたにぜひおすすめしたい手法です。
「そもそもペラサイトって何?」そんなあなたのために、ペラサイトについて詳しくご紹介します。
1.ペラサイトとは
ペラサイトとは、1ページのみで構成されたアフィリエイトサイトのことです。
内容の薄いペラペラなサイトという意味じゃないのね。
ネット上でよく目にする、商品やサービスを販売するために作られた縦に長いページ(ランディングページ)と言えばイメージしやすいのではないでしょうか。
ペラサイトは、1ページのみで勝負するので、閲覧者が欲している情報を簡潔に凝縮させた良質なコンテンツにする必要があります。
また、ペラサイトでは、最初の段階でサイトの構成をしっかりと考えることが重要です。
1ページの中で、閲覧者の疑問や悩みに答え、商品に関する情報を提供し、読者に商品の購入を促せるような構成にしましょう。
2.ペラサイトでは稼げない?ペラサイトの特徴について
ペラサイトでも成果を出す、伸ばすことは可能です。
ペラサイトには、パワーサイトにはないメリットもたくさんあります。
ペラサイトのメリットやデメリットを把握して、閲覧者のための良質なコンテンツを作ることがポイントです。
3.ペラサイトのメリット
ペラサイトのメリットは、以下の4つです。
①サイト作成に時間がかからないので初心者にも取り組みやすい
②1ページでも収益が出せる
③収益が上がらない場合はサテライトサイトに利用できる
④サイトが飛んでしまってもダメージが少ない
①サイト作成に時間がかからないので、初心者にも取り組みやすい
打率10割を目指してしまうと、完璧を目指すようになってしまうので、腰が重くなり、圧倒的回数の行動ができなくなってしまいます。
その結果、サイト数がなかなか増えなくて、報酬もなかなか増えていきません。
やっとアクセスが増えてきたと思ったら、検索エンジンの変動で圏外に飛んでしまい振り出しに戻ってしまうことも有り得ます。
ペラサイトのいいところは、完成までの敷居が低いところです。
練習するにはうってつけだね。
ペラサイトは、パワーサイトのように何百記事も書く必要がありませんし、お金と時間をかけてじっくりサイトを育てていく必要もありません。
1ページ内に必要な情報を収めて完結させるので、サイトの構成がしやすくサイト作成に不慣れなアフィリエイト初心者向きです。
また、美容系・ダイエット系・クレジット系など様々なジャンルに挑戦したい場合や、旬な商品や新製品をいち早く取り入れたい場合にもおすすめです。
難しく考えず、いかにシンプルにスピード重視で取り組むのかがポイントです。
②1ページでも収益が出せる
ペラサイトは、企画・構成→サイト作成→公開(ローンチ)までが短時間でできるため、選定したキーワードが当たればアフィリエイトで報酬が発生するのも早いです。
競合が少なく検索ボリュームがある程度あるニッチキーワードの選定や、世間で話題になっている案件を選ぶのも、収益を早く上げるポイントです。
閲覧者が求める情報をしっかりと取り入れ、コンテンツの内容を充実させたうえで商品の購入を促すことができれば、ペラサイトでもアフィリエイトで収益を出すことは可能なのです。
③収益が上がらない場合はサテライトサイトに利用できる
ペラサイトでもすぐに収益が出るとは限りませんし、2~3ヶ月放置してたら上位表示されて収益が出た!なんてことも、よくある話なのです。
それでも待てど暮らせど収益が上がらないサイトは、サテライトサイトとして活用すればいいのです。
サテライトサイトとは、メインサイトへのリンクを増やすためのサブサイトのことです。
サテライトサイトからメインサイトへリンクを送ることで、メインサイトの順位を上げる手助けをします。
ペラサイトは、収益が上がらなかったとしても別の使い道がある、というわけです。
④サイトの順位が下がってしまってもダメージが少ない
アフィリエイターが一番恐れるのは、ある日突然サイトがペナルティ等を受けて検索圏外になってしまうという悲劇。
時間とお金をかけて大切に大切に育ててきたパワーサイトの順位が、アフィリエイトで成果の出にくいところまで下がってしまった日には、生きてるのが嫌になってしまうほど。
2019年もGoogleのアップデートで苦境に立たされている人がちらほら。
サイトの収益が大きいほど、受けるダメージは金銭的にも心理的にも大きくなってしまいがちです。
しかし、ペラサイトの場合はサイトを量産することで収益を分散しているので、ひとつのサイトの順位が下がってしまっても、さほどダメージを受けません。
リスクを抑えることかできるのもペラサイトの特徴です。
アフィリエイトで成功する人の思考
アフィリエイトで稼いでいる成功者の考え方を知ること、真似ることは成功への近道です。
以下の成功者の思考を頭に叩き込み行動に移していきましょう。
①打率1割と分かっていても10回行動する
②圧倒的回数の行動をしていたら正解の選択肢に当たる
③現状を変えるには行動パターンを変えないといけない
この3つを比較的容易に実践できるのがペラサイトです。
ペラサイトなら10サイト作るのもそれほど難しくはありません。
ペラサイトなら完成までの敷居も低いので、圧倒的な回数を稼げます。
取りかかりやすいので、行動パターンも変えやすいです。
4.ペラサイトのデメリット
ペラサイトのデメリットは、以下の4つです。
①サイトパワーが弱い
②1ページで引き付けるライティング能力が必要
③量産しないと収益が安定しない
④量産するとドメインの費用が掛かる
①サイトパワーが弱い
ペラサイトは1ページだけで構成されているので、ページ数が膨大にあるパワーサイトに比べるとサイトパワーがかなり弱く、検索結果の上位に出にくいのが特徴です。
同じキーワードで、パワーサイトと戦っても確実に負けます。
ペラサイトは、パワーサイトに比べてサイトパワーが弱い分、慎重にキーワード選定をする必要があります。
②ページで惹きつけるライティング能力が必要
ペラサイトは、質の高いコンテンツを作ることが重要です。
1ページだけで勝負するので、この中に閲覧者が必要としている情報を、簡潔にかつ読みやすくまとめる必要があります。
短すぎても、長すぎてもダメです。
閲覧者の疑問や悩みに共感し、解決案を提示、この商品を購入すれば悩みが解消できると思わせるような魅力的な文章で、閲覧者を惹きつける必要があります。
閲覧者を飽きさせず、ページの最後まで読んでもらえる文章を作成するためには、高いライティング能力が必須となります。
③量産しないと収益が安定しない
ひとつのペラサイトで収益を安定させるのは正直難しいです。
ペラサイトを作ったからといって、必ず収益が出るわけではありません。
10サイト作って収益が出たのは1サイトだけ…なんてこともザラです。
また、ひとつのサイトの収益に依存するのは危険です。
作ったサイトが、いつ検索結果の圏外に飛んでしまうかわからないという恐怖と常に隣合わせの状況は、精神面でもかなりハード。
リスクを分散させるという意味合いも含めて、収益の出る複数のペラサイトを持つことが重要なのです。
キーワードの選定や、コンテンツの質にこだわった良質なペラサイトを量産することで、収益を出す複数のサイトを持つことができ、収益を安定させることが可能になってきます。
④量産するとドメインの費用が掛かる
ペラサイトを量産するにあたって、必要なのがドメイン。
ペラサイトは、1サイトにつき1ドメインが基本です。
サブドメインは使いません。
ひとつのドメインで複数のサブドメイン作っていく場合、その中のひとつのサブドメインがペナルティを受けて順位が下がってしまった場合、全てのサイトの順位が下がってしまうリスクがあります。
このリスクを回避するためにも、サブドメインを複数作らずに、1サイトにつき1ドメインで作ることをおすすめします。
そのため、サイトを量産すればするほどドメインが必要になってきます。
「ペラサイトを量産する際にはドメイン費用が必要」ということを念頭に置いておきましょう。
[参考:見方を変えればメリットでもある]
ペラサイトはドメインを分散する運用ができ、検索エンジンの変動のダメージを受けにくいというメリットがあると捉えることもできます。
基本的に、サイトが圏外に飛ぶ時はドメイン単位で起こります。
しかし、ドメインが増やせば検索エンジンで飛んだ時のダメージを分散できるので、心の平安につながります。
アフィリエイトは少数のドメインに稼ぎを依存すると、いつまでたっても不安が付きまといます。
ドメインの分散こそ心の平安です。
5.ペラサイトのヒット率
10個のペラサイトを作れば、1〜2個のペラサイトにそこそこのアクセスが来て、そこそこ売れるサイトになるというのが基本イメージです。
中には予想を上回って大きく売れるサイトも生まれます。
「10個も作って1〜2個のサイトからしか売れないのか・・・」と思うかもしれませんが、これが現実です(むしろ多いぐらいかも)。
しかしだからこそやり遂げた人はいい思いをできます。
6.ペラサイト作成のポイント
ペラサイトを作成するにあたって、押さえておきたい3つのポイントをご説明します。
①売れる(人気のある)商品を選ぶ
②キーワードの選定とライバルチェック
③サイトの構成(流れ)を考える
①売れる(人気のある)商品を選ぶ
まずASPで扱う商品を選びます。ペラサイトの商品選定で注意したいのが、売れている商品であること。
当たり前ですが、売れない商品を一生懸命紹介しても、成果にはなかなかつながりません。
売れている商品や、今後売れそうな商品などを見極めて選ぶようにしましょう。
例えば、芸能人が紹介している知名度の高い商品や新しく発売された商品、または、季節を先取りした商品など基準にして選ぶと良いでしょう。
それでも商品選びに迷ってしまった場合は、「悩みを解消する商品」をおすすめします。
悩みを解消する商品は、その悩みを解消したい人に、この商品がいかにアナタの悩みを解消するのに役に立つのかを丁寧に説明してあげることで、商品購入へ促しやすくなります。
記事が書きやすいという点も、「悩みを解消する商品」をおすすめする理由です。
また、広告主のサイト(ランディングページ)をチェックするのも忘れずに。
いくら素晴らしい記事を書いて自分のサイトから広告主のサイトへ促しても、広告主のサイト(ランディングページ)の質が悪く購入までに繋がらなければ意味がありません。
広告主のサイト(ランディングページ)は、購入するまでのプロセスがスムーズかどうか、確認するようにしましょう。
②キーワードの選定とライバルチェック
商品が決まったら、次はキーワードを決めましょう。
上位表示を狙うキーワードを決めることを、キーワード選定といいます。
しかし多くの方は、このキーワード選定で悩んでしまいがちなので、そのポイントを紹介します。
ペラサイトのキーワード選定のポイントは、ライバルが少ないこと。
ペラサイトは、同じキーワードで戦ってもパワーサイト(複数のページで構成されたサイト)にはまず勝てません。
なので選んだキーワードの上位に、パワーサイト(複数のページで構成されたサイト)がある場合は避けた方が無難です。
検索数の多いメジャーなキーワードには強力なライバルサイトがたくさんいますので、できれば検索数が少なく、2つの単語を組み合わせた複合キーワードなどで狙うようにしてみてください。
競合が少ないニッチキーワードを選ぶようにすると、上位表示が狙いやすくなります。
また、ニッチキーワードの中でも、検索ボリュームのあるキーワードを選ぶことで、サイトへの訪問者数が多くなります。
キーワード候補が見つかったら必ずライバルチェックをして、上位にあるサイトに勝てそうかどうか見極めるようにしましょう。
[参考:キーワードの考え方]
紹介する商品やサービスを必要としているユーザーの生活形態をまず頭の中で想像します。
どんなことに悩んでいて、どんなことに喜ぶのか?そして、そのユーザーの心の中のつぶやき(例:もっと細くなりたい/給料が安い/彼氏の誕生日どうしよう・・・など)を想像します。
そして、その人が検索しそうなキーワードを想像してテキストファイルにタイピングしていきます。
そして、そのキーワードで実際に検索してみます。
その時に、「検索窓に出てくるサジェストキーワード」や「検索結果ページの関連語」があったら、それも参考にしてテキストファイルにキーワードを追加していきます。
[参考:ライバルサイトのチェック方法]
ストックしたキーワードで検索して、上位10〜20位くらいのサイトをチェックします。
ここであまりにも強そうなライバルサイトばかりだったら、そのキーワードでの参入は辞めます。
逆にこの時、「Yahoo!知恵袋」や「発言小町」、「NAVERまとめ」「教えて!goo」などのポータルサイトのサイトばかり出てきたらGOです。
これらのサイトはドメインパワーで上がっているだけで、内容が薄いことが多いので、勝てる可能性があります。
逆にアフィリエイターのサイトばかり出てきたら参入しない方がいいと思います。
③サイトの構成(流れ)を考える
キーワードが決まったら、いよいよサイト作成です。
ペラサイトは1ページで完結させるので、最初にどのような流れで商品購入につなげるかを考えましょう。
サイトの構成はキーワードによっても異なるため、自分でやってみたいと思うサイト構成があれば、ライバルサイトとの差別化にもなりますので、どんどんチャレンジしてみましょう!
そのチャレンジが、もし失敗したとしてもペラサイトならあまり痛手は負いませんし、失敗を次のサイトに活かすこともできます。
[参考:ヘッダーでユーザーの心をつかもう]
ペラサイトは1ページしかないので、リンク先は広告主のみです。
なので、ヘッダーでユーザーの心をつかめれば、高確率で広告主のサイトに誘導できます。
ヘッダーでは「この先も読んでみようかな」とユーザーに思わせるようなコピーやイラスト・写真などを掲載します。特に、コピーが重要です。
ヘッダーを見て、ユーザーが何かを感じてくれなかったら、その先の文章は読んでもらえません。
ページをスクロールして文章を読んでもらえなければ、広告主のサイトに誘導できません。
だから、それなりの文章量や内容も重要ですが、ヘッダーは特に頑張って名コピーを考えるべきだと思います。
ただし、集客したキーワードとの関連性のないコピーだとダメです。
キーワードとちゃんと関連性があって、ユーザーが「この先も読んでみよう!」と思うようなキャッチーなコピーを考える必要があります。
つまり、キーワードとヘッダーのコピーは線でつながっているということです。
7.まとめ
ペラサイトに関する情報についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか?
ペラサイトでもコンテンツを充実させれば、アフィリエイトで稼ぐことはできます。
ただし、閲覧者の気持ちになって必要な情報を1ページの中に集約させることが重要です。
ペラサイトで稼いでみたい!!と思ったら、ぜひチャレンジしてみてください。
実践を繰り返すことで自分なりのペラサイト作りのコツを掴むことができるかもしれません。