伝わる文章、伝わらない文章には明確な違いがあることをご存知ですか?
コピーライティングの世界では当然のように意識されていることなのですが、知らない人が多いです。
最近は情報発信をする人もそのためのサービスも増えています。
何かしら文章を書く機会は増えていますが、そんな時にたくさんの人に読んでもらいたいと思ったら、必ず役に立つ文章の書き方があるのでそれをお伝えしたいと思います
1.「誰に」向けて書くかを決める
マーケティング用語では「ペルソナ」と呼ばれています。
何か文章を書くときは、必ず誰か一人に向かって書くというのを意識しましょう。
特定の誰かに向けて書いた文章は不思議なことにたくさんの人に支持されやすくなります。
逆に「みんなに向けて書いている」文章は支持されません。
文章は誰かをイメージして書いたほうが多くの人に伝わりやすい文章となるようです。
不思議とターゲットを絞り込んで書いた文章や広告っていうのは、その周りの人達も勝手に連れてきてくれるものです。
例えば、「コレはみんなに使って欲しいシャンプーなんです」と書くと誰も興味を持ちませんが、「繊細な肌をお持ちの方で、特に肌が弱りがちになる妊娠後の女性には最適です。」と書くと、妊娠後の女性の他にも繊細な肌だと自覚している男性まで反応してくれるたりするものです。
このように文章はたった一人を想像してその人のために書くようにすること。
これが伝わる文章を書くためにとても大事なことであります。
ここを意識するだけでも明確な特徴を細かに打ち出せるようになり、結果として記事の反応が良くなります。
これから何か記事や広告のライティングをする際には、ぜひこのペルソナを振り返る習慣を身につけておきましょう。
2.ペルソナは練習あるのみ
この「誰に向けて書くのか」というペルソナ設定というのは、ビジネスにおけるターゲティングの観点で非常に重要な要素です。
ペルソナの設定は、頭の中で、名前から職業から年収、趣味、持ち物、思考、好きな人、嫌いな人みたいな感じで、一人の架空の人物像を妄想して考えていくのが、普通、本とかに書かれているやり方です。
例えば、
23歳のOL 女性が 大阪で働いていて、年下の彼氏ともうすぐ結婚するところ、彼氏の収入は年収250万円で自分は350万円程度、現在は同棲中で二人とも朝8時には起きて一緒に朝食を作る・・・
というように1人の人物像をこんなふうにリアルに描いていきます。
しかし、なかなかこういうのを明確にイメージ するのは難しいです。
初めからここまで突き詰める必要はないです。
誰に向けて書くかイメージ(デッサンで言うアタリをつけるところまで)した上で記事を書く、これを常に意識する。
すると徐々に自然とこの作業ができるようになります。
それでも人物イメージが上手くできない人はtwitterなどでいろんな人を観察してみましょう。
自分と全く異なる環境で生活をしている人たちがどんなことに関心を持っているか、どんなことを考えたり発言したりするのか、自分以外の人たちのリアルを垣間見ることができます。
誰にどんな切り口で書けばいいか見えてくるかもしれません。
以上、参考にしてみてください。