トラリピで2000万円を運用し、月平均25万円以上の不労所得を得ています。
現在8通貨ペア運用中(トルコリラ、メキシコペソは対象外)です。
今回は2020年2月のトラリピ運用結果を報告します。
今月は何といってもコロナショック!
個人的には運用開始してから1年間の決算をする予定だったんですがコロナショックが2月最終週に直撃。
その影響も含めて報告したいと思います。
↓トラリピって何?って方はコチラ
今月の運用結果~大損?スワップ振替しました!~
コロナショックは乗り切れたの?
大損こいた?
さすがに余剰資金を補てんました。。。
損失はありませんがポジション評価損が一気に増加。
長期化しそうなのが心配です。
まず今月の実績はご覧のとおり。
トラリピ: 2020年2月実績
・運用総額[月初]:22,883,705円(実レバレッジ 約5.2倍)
・実現利益(単月): +248,065円(単月ベース13%/年)
※内訳※
売買損益 +462,522円
スワップ損益 -14,107円
スワップ振替 -200,350円【後述!】
・実現利益(累計): +3,131,770円(累計ベース16%/年)
関連:【2020年1月】トラリピの運用実績報告!~設定そのままでも順調です~
コロナショックの影響は?
2月の最終週で一気に為替が下落!
結果、保有するポジションの評価損が一気に膨れました。
コロナショックへの対応として余剰資金を投入しました。
余剰資金投入は昨年8月に続いて2回目です。
2019年8月の米中間の貿易摩擦が起きた時は1か月の間に評価損が膨れてレバレッジ4.5倍(証拠金維持率550%)まで上昇しました。
今回は3日間くらいでそれを超えてきました。
余剰資金100万を追加投入し、運用元本は2000万になりました。
現在のレバレッジは5.2倍(証拠金維持率480%)となっています。
トラリピは評価損を含むポジション=利益のタネでもあるので、ここから為替が戻る動きになれば大きな利益を得ることができます。
一方、下がり続ければ評価損増加⇒レバレッジ上昇(証拠金維持率下落)となるのに加えて、保有ポジションが多いままなのでスワップコストが負担になってきます。
このスワップコストが馬鹿にならないので結構心配です。
今後どうなるのかは何とも言えませんが、コロナはパニック先行で市場がリスクオフに動いたという特徴があります。
リーマンショックや昨年の貿易摩擦とは異なり、実体経済にすぐに影響を及ぼすものではないという点がまだ救いです。
要は、世界全体が冷静さを取り戻せば「経済はまだ標準ペースで回っている」と気づいて平常運転に戻れる余地があります。
そこに至るまでどれくらい時間がかかるか分かりませんが、その期間を耐えることができればどうにかなると見てます。
なんにせよ、余剰資金を備えておくことは大事だなぁと感じてます。
未実現分のマイナススワップを振替
1年間の実質損益を出すために約1年の間に積みあがった未実現分のマイナススワップについて振替(損益に反映)を行いました。
今回から『累積スワップ・評価損推移』も掲載してます。
利益が積みあがる裏側で
・累積スワップがどのように積みあがっているのか
・評価損とレバレッジがどのように上下しているのか
この2点を抑えておかないといつの間にか利益が全く上がらない状態になったり、市況が徐々に悪化していることに気づけないまま大損ということにもなります。
トラリピの基本戦略では損切りという判断はあまりしないのですが、常にフォローできる体制にしておくことをお勧めします。
【参考:スワップの振替ってなに?】
トラリピの損益は下記3つで構成されています。
この内、③スワップ振替だけは自動で損益に反映されないので、自分で損益に反映させる必要があります。
① 売買損益 ←自動
② スワップ損益 ←自動
③ スワップ振替による損益 ←任意
ここで「スワップって常に損益に反映されるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、トラリピでは2019年5月26日からスワップのルールが変わっています。
要は、
① スワップは保有ポジションごとに日々蓄積される
② ポジションが決済された時にそれまで蓄積されたスワップが一気に決済される
③ ただし、決済を待たなくても任意で振替を行い蓄積されたスワップ損益を確定することが可能
このようなルールになりました。
トラリピでは、買い(または売り)注文の成立後、思惑通りに為替が推移せず、売り(または買い)による決済が行われるまで数か月以上かかるポジションが発生することも少なくありません。
その場合、そのポジションを持っているだけで毎日プラスもしくはマイナスのスワップが発生します。
このスワップ、だいたい1万通貨あたり1円~100円/日くらいと少額なのですが、積みあがっていくと損益に大きな影響をもたらします。
特にマイナススワップの値はプラススワップより大きいことが多いです。
さらにUSD/JPYやEUR/USDなどの安定通貨のペア(=レンジ相場を形成しやすいペア)だとより値が大きくなります。
トラリピの実質的な損益はこの累積スワップもタイムリーに反映しなければわからない仕様です。
しかし、この部分は利用者が任意で振替を行う仕組みとなっており、今回初めて振替を行いました。
実績にまとめてあるとおり、2月の売買損益がスワップ振替のマイナスにほぼ半分食われました。。。
ほぼ1年分のスワップをまとめて精算したので仕方ないのですが。。。
その結果、1年間の実質損益は下記のような着地となりました。
開始後12か月での損益
① 売買損益 +2,169,295
② スワップ損益 -80,164
③ スワップ振替 -128,243
◆ 実質損益(①+②+③) +1,960,888
◆ 年間利回り 16%
利回りもスワップ振替を反映するまでは17%でしたが、年間の実質利回りは16%に着地しました。
利益累計はギリギリ200万には届かず。おしい。
直近3か月くらいはこの累積スワップの増加速度がかなり気になっていました(なのでグラフ化した訳ですが)。
これには2つの側面があるでしょうが、特に下記①が原因ではないかと思います。
① 主要な運用ペアであるUSD/JPYなど(スワップコストが高いペア)が売買決済できていない(=変動が少ない)
② マネースクエアのスワップが高めに設定されている
市況が変われば状況が改善される可能性もあるのでひとまず継続フォローするしかないですね。
とはいえ、スワップ振替分まで反映した実質利益で見てもかなりの利益を1年で生み出すことができました。
利回りも申し分ないです。
3月以降も売買損益だけでなく累積スワップの状況を追いかけていきます。
マイナススワップの増加速度次第ではポートフォリオの見直しを検討しないといけないでしょう。
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↓ トラリピの魅力がわかりやすく書かれてますので興味のある方はぜひ!!